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 リフォーム相談事例4   新築住宅に結露。どうしたら結露がなくなるの?

Q: 新築 1 年目の住宅の結露が酷くて、この冬は毎朝窓にびっしり結露が出来るだけでなく、北側の壁にも結露でカビが生えたり、押入れの布団も水分を含んでいるようです。  
このような家は欠陥ではないでしょうか


A:結露は水蒸気を含んだ暖かい空気が冷たいところ、例えは、窓ガラス面や壁にあたり暖かい空気が冷えたときに、水蒸気が水滴になったものです。   
例えば、20℃で湿度50%の空気を10度に冷やすと95%の相対湿度になり、更に冷やし9.3度になると100%になり、結露が出来ます。    
今の家を建築されるときの契約は平成4年の省エネルギー基準で請け負い契約されています、平成14年に施行された次世代省エネ基準が求める24時間計画換気を設置されていないので、時期を見てリフォームされるときまでは結露が出来ないようにするためには下記のことに留意してください。

1、住まい方 
その家の断熱性能、気密性能にあった暮らしをすると結露は出来ない又は少なくなります。
@部屋の中の空気が常に動くように、タンスなどの家具の後ろは出来るだけ隙間を空けたり、押入れの下にすのこを敷く、扇風機を天井付近につける等してください。
A 湯船の蓋は入浴時以外は閉め、浴室の出入りの建具は使うとき以外はきっちり閉じてください。煮炊き(特に冬の鍋物)の時は調理が終った後も暫く換気扇を廻しておく、洗濯物は外で干すなど、家の中での水蒸気の発生を出来るだけ抑えたり、発生した水蒸気を短時間のうちに外に出すようにしてください。
B 暖房機器はエアコンやFF暖房機器のように室内で直接燃焼しないものをお勧めします。室内で直接燃焼するものは、燃焼するときに結露の元になる水蒸気を発生しますので、1時間に5分くらいは窓を開けて空気を入れ替えましょう。

2、家づくり(省エネリフォーム)に関して、
@ 外気温の影響を受けにくい断熱性能と機密性能の良い省エネ住宅に
A 特に外気の影響を受ける窓サッシと窓ガラスは断熱性、気密性のよい物を 選ぶとともに、24時間計画換気システムを装置してください。   

断熱、気密性能は材料だけでなく設計、施工によって性能に違いが出ます。 具体的なことは業者にお尋ね下さい。 結露はカビやダニの二次被害の元になり、健康被害にも発展しますので、 結露の無い快適な住まいにしましょう。

update 2006.2.14
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