Q: 賃貸マンションのオーナーです。
築1年半のRC造賃貸マンション、5階建て18室、一階は駐車場と機械室です。
はじめに気がついたのは4階の一室のドアの角からヒビが出たことでした。
ドアと平行してヒビが入っているところもあります。その後、三階にも、二階にも同じようなことがおこり、今やドアの6割くらいにヒビが入っている。
1階の駐車場の壁にもヒビが入っている。
また、4階の鉄筋の部分が割れて応急処置をして頂いたのですが、最近白いものが出てきた。
建設したところが2年の瑕疵保証期間内に直すといっているが、
前回同様応急処置で終ったら不安です。
A:先ず、確認申請書に対して、その通り確実に建設されているという「完了検査済証」の有無と、どのような保証がされているか確認してください。
4階の鉄筋の補修後に出てきているのは白華現象といい、水分が補修前後に内部に入ったことで、セメントのアルカリ分が出てきて結晶化したものです。
内部に水分が入ったと言うことは、鉄筋に錆が出ている可能性も考えられ、鉄筋はさびると膨張し爆裂現象を起こしコンクリートが脱落します。
ヒビ(クラック)がコンクリートの乾燥に伴う収縮によるものか、構造の安全に関係する ヒビ(クラック)なのかは現地を詳しく調査しないと判断できません。
当支援センターでは有償ボランティア活動で建物の調査診断し適切な建物維持管理のためのアドバイスを行います。
|