Q: 築約25年の軸組工法で建てた木造住宅ですが、60歳になるので、リフォームを考えている。老後のことを考えて、バリアフリーも考えるが、光熱費の負担が少ない断熱性能が高い住宅にしたい。
近くのリフォームショップに聞いたが、断熱材を入れるというだけで、後の詳しいことがわからないので、基本的なことを教えてほしい。
A: 光熱費削減には先ず、住宅の断熱性能と気密性能を上げることです。
熱はかべで40%、窓で60%出入りすると言われていますので、壁を断熱するだけでなく、窓も断熱性能の高い窓を採用してください。大まかですが、窓の材料で断熱性能は木製、樹脂製、アルミ製、鉄製の順に断熱性能が低くなります。 ガラスは窓枠の性能に応じたものが使われていますが確認してください。
断熱材は壁だけでなく、屋根、床にも入れてください。断熱は断熱材の選択だけでなく、施工がポイントです。
施工は内断熱と外断熱という大きな施工の違いと断熱材を貼り付ける方法と吹き付ける方法があります。断熱材にはロックウールや発砲ウレタンのような化学製品からウールや綿のような自然素材まであります。
もう一つ大切なことは、換気です。断熱、気密性能を高めますので、室内の空気環境をよくするためには性能の高い24時間計画換気が必ず必要です。
消費者にもわかりやすく説明した本もあります。一度図書館や本屋さんでご覧下さい。
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